2019年の5月に自転車でお遍路に行くことにしました!
お遍路に行くことをちょくちょくtwitterやブログにも書いていたんですが、2週間後に出発ということで、いろいろまとめておこうかなーと思います。
お遍路に興味を持ったきっかけ
ずっとお遍路に行ってみたかったんですよね。
興味を初めて持ったのは20代の頃で、仕事に疲れ切っているとき「車で日本のいろんなところに行ってみたいなー」「四国のお遍路なんかもいいなー」とぼんやり考え、なんとなく掛かる日数や費用を調べて、高っ!とすぐに諦めた覚えがあります。
それからも「いつか歳をとったときには…!」なんて、行くかどうかも分からないような漠然とした考えしかなかったのですが、去年の7月にクロスバイクを買ってから「このクロスバイクなら自転車でお遍路できるんじゃないか?」と思い始め、2019年の5月を目標にいろいろと準備を進めてきました。
お遍路に現実的な興味を持たせてくれたのは、間違いなく「TREKのクロスバイクFX3」です。ほんとにいい自転車…!
お遍路に行く理由
20代の頃の自分なら、お遍路に行くのも「自分探し」や「自分を変えるきっかけを作りたい」、なんて思いながら一心不乱に自転車を漕ぐような気もするのですが、もう僕もアラフォーのおじさんです。
自分がどういう人間なのかも大体分かっているし、長い旅・遠い旅から帰ってきても、すぐにまたいつもの日常が始まって、それに飲まれていくのは分かっています。人間そんな簡単に変わらない。それにいまの自分が大好きですしね!
それでもお遍路に行きたい理由は「お遍路に行ったという事実と経験を得たい」から。
「お遍路を自転車で周りきれたっていう事実」を残したいんですよね。別に誰かにそれを褒めてもらいたいとかじゃなくて、自分の心の中に「自分はお遍路を自転車で周りきれたんだ」っていう事実が残ってくれれば、僕はそれで凄く満足するんだろうなーって思うんです。
まあもちろん誰かに褒められたら、それはそれで嬉しくなるとは思うんですけども!
お遍路を周りきって、その事実を自分の中に一生残したい。
それが一番の理由かなーって思います。
書いてて思いましたが、信心深さとか宗教心とかほぼないですね…。
5月お遍路
お遍路の日程を2019年の5月に選んだのには、いくつか理由があります。
元号が変わるから
「元年にお遍路に行く」ってなんとなくかっこいいなーっていうのと、キリがいいなという感じがしたので、令和という元号が発表される前から決めていました。
御朱印をいただくときに、御朱印帳に書いてもらえる日付が「令和元年」になるのも良いなーと思っていたんですが、四国の八十八箇所では日付は書いてもらえないらしいと後から知りました…。
悲しみ!まあでも令和元年にお遍路に行くことには変わりはないから…気持ち気持ち。
季節がちょうどいいから
5月って自転車で走るのにもちょうどいい季節なんですよね。これより前だと寒い日がどうしても出てきますし、これより後だと6月は梅雨!7月からは暑い!
ただ10月もちょうどいい季節だろうなーと思います。なんで10月じゃなく5月にしたのかは次の項目に!
日が昇る時間が早い
「朝よ~」を毎日やっていると分かるんですが、5月は日の出の時間が早いんですよね。
お遍路は「朝の7時からお寺が開く」らしいので早めに明るくなってくれれば、それだけ早く行動を開始できるのでちょうどいいかなーと思いました。
5月は日の出が大体5時ぐらい、10月は日の出が大体6時ぐらい。ぶっちゃけ1時間しか変わんないんですけど、この1時間が結構でかい。
自転車お遍路のためにやってきたこと
クロスバイクを買ってから一ヶ月ぐらい経ち、徐々に「自転車お遍路」を意識し始めました。
やってきたのはこんなこと。
六甲山を何度も自転車で上った
僕が執拗に六甲山を自転車で上るようになったのは、もちろん自転車で坂を上る楽しさ、上りきったときの達成感が気持ちよくて上っていたのもあるんですが、通称「遍路ころがし」と呼ばれる「12番 焼山寺」を自転車で上れるようにするため。
自転車お遍路のブログを読んでいると必ず出てくる焼山寺!標高は700m。うちの近所にある六甲山の標高が931m。六甲山を上れるようになれば、焼山寺も上ることができるんじゃないかなーと思い、足が腸脛靭帯炎になっちゃうこともありましたが、なんとか上れるようになりました。
単純に標高だけじゃなく、勾配とか交通量とか重い荷物をキャリアに積んでいるとかとか、いろんなことで山のしんどさは変わってくると思うのですが、なんとか挑戦できるぐらいにはなったんじゃないかなーと思っています。
自転車キャンプに行きだした
自転車キャンプの道具を揃えてキャンプに行きだしたのも、実は自転車お遍路のためにやり始めたことでした。
当初は「野宿でお遍路を周ってやる…!」とか考えていたのですが、野宿は基本的にやらない方向で行こうかなーと思います。キャンプ云々よりも、いくらお遍路に寛容な四国であるとはいえ、後ろめたい気持ちを引きずりながら野宿するのは、どうしても心がモヤモヤする!
付近の人や、例えば道の駅の人なんかに許可が得られればモヤモヤも無くなりそうなんですが、許可を取るにしても「ここでテント張ってもいいですか?」「ここで野宿してもいいですか?」って聞くのは自分にとってすごくハードルが高い!断られたら凄く凹みそうなんですもの…。
なので野宿は基本しない方向で行くことにしました。安めの宿泊施設に泊まりつつ、ちょこちょこ四国にあるキャンプ場を使っていこうかなーと思います。キャンプはホントに楽しい!
ただ宿泊施設が予約いっぱいで泊まれない場合、周りに宿がぜんぜん無いところで真っ暗!なんてときには野宿しようかなと思います。
そうならないと良いなー…
やってきたことまとめ
これまで自転車お遍路を目指して、やってきたこと。
自転車で1日に走った最長距離
キャンプ道具なしで120km
キャンプ道具ありで110km
六甲山に上った回数
12回
自転車キャンプに行った回数
7回
これが「TREKのクロスバイクFX3」を買ってから10ヶ月、お遍路のために準備してきた僕のすべての武器!こう考えると、ほんと自転車お遍路を目標にいろいろやってきたんだなーと改めて思いました。
四国自転車お遍路は、この10ヶ月の総決算になる…!
不安なこと
すでに日程やルートなど大体の予定は立てていて、それに漏れやミスがないかなーとか、そういう不安もあるんですが、何より不安なのは腸脛靭帯炎が発症しないかどうか…!
去年の9月に「左足の腸脛靭帯炎」そして今年の3月に「右足の腸脛靭帯炎」と、両足とも腸脛靭帯炎に一度なっています。どちらの足ももう痛みも違和感もなく坂を上れるんですが、毎日自転車で長距離を走ることになるのでまた発症しそうな気もする!
ほんと腸脛靭帯炎が一度発症しちゃうと2ヶ月ぐらいは苦しみ続けることになるので、お遍路中に発症したら最悪!ただただ発症しないことを祈るばかりなんですが、もしお遍路中に発症したら自転車を押して歩いてお遍路してやろうかなーと思っています。
頼むで足!
おしまい
そんなこんなでお遍路まで2週間ということで、お遍路に対するあれこれをまとめてみました。
先にも書きましたが、自転車お遍路のルートや予定なんかもある程度はまとめられているので、別の記事に書いて残しておこうかなーと思います。
20代の頃から行きたかったお遍路、もうすぐ行けるのか…!