ずーっと前に計算したまま面倒くさくてまとめていなかったんですが、僕が自転車お遍路中に使った費用は全部で「15万7739円」でした。
正直、10万円ぐらいで行けるかなーと思っていたので、予想していたよりも使ってしまった!何にどれぐらい使ってしまったのかをメモとして残しておこうと思います。
ちなみに僕がしていたお遍路スタイルは、
- 自転車お遍路
- テントを持っていき、要所要所でキャンプ場に宿泊
- 宿泊施設はできるだけ安め
- ただ宿坊や善根宿は使わず、野宿もしない
こんな感じでした。
さくっと結果
- 納経料:26,400円
- 食費:45,686円
- 宿泊料:58,907円
- お遍路用品代:8,072円
- 交通費:10,090円
- 自転車修理費:3,900円
- 入浴費:2,270円
- 洗濯費:700円
- 送料:1,714円
合計:157,739円
こんな感じでした!
それぞれの細かい内訳や説明も残しておきます。
くわしい結果
納経料:26,400円
納経料300円 x 88箇所 = 26,400円
ここに掛かる費用はみんな同じだと思います。
納経帳に納経してもらうのに「1箇所300円」なので、88箇所めぐるから26,400円!
食費:45,686円
1日平均:2,076円
予想していたよりも費用が掛かってしまった理由は完全に食費!
1日平均で2,000円も使っちゃってました…この中には、3食以外にも「栄養ドリンク」や「栄養補給ゼリー」なんかも含めています。
なんでこんなに使っちゃったかというと、もう食べなきゃやってられなかったからです。毎日毎日自転車で移動をしていると本当にお腹が空くし、しんどいので、食べることがすごく楽しみでした。
朝食はパン2つ食べる。昼食もお店があるところなら遠慮なく食べる。夜はもう疲れ切ってるので自炊はせず、お弁当かお店で遠慮なく食べるうえにお菓子も1~2個買って食べる。予定していた1日分のルートをちゃんと走れたら、ご褒美に栄養ゼリーやアイスを食べる食べる。
そりゃ食費掛かる!
ただ、僕の場合は食事が随分モチベーションの維持に貢献していたので、後悔はしてません。普通はたぶんもっと抑えられるような気がする…。
宿泊費:58,907円
- 宿泊施設(10泊):44,203円/1泊平均4,420円
- 漫画喫茶(5泊):14,104円/1泊平均2,820円
- キャンプ場(6泊):600円
宿泊費はこんな感じでした。
宿泊施設を選ぶときの基準は「一泊5,000円以下」を心がけていました。ただ「予約が取れなかった」とき「後半進めるところまで進んでから宿を探すスタイル」に変えたときに一泊5,000円をオーバーしてしまうときもありました。
あとは、雨が降っていてやむなく2泊した日が2回ありました。自転車お遍路は20日前後掛かると思うので、ある程度の不測の事態は仕方がないと思います。
また、もっと漫画喫茶やキャンプ場を使いたいなーとも思っていたんですが、ルートからかなり離れていたり、お寺を巡る時間も考慮していたら、大体これぐらいの利用回数になりました。漫画喫茶、特に快活CLUBは快適で最高!
そして四国には無料で素晴らしいキャンプ場がたくさんあって、本当に助かりました。6泊キャンプしましたが、有料キャンプ場は1箇所のみ。
宿坊や善根宿を使ったり、野宿もするならもっともっと安くできると思います。僕はできるだけ一人で気兼ねなく回りたかったのと、後ろめたい気持ちを抱えながらの野宿はしたくなかったので、こんな感じになりました。
お遍路用品:6,872円
- 納経帳
- 経本
- 白衣(袖なし)
- 納め札
- ろうそく
- 線香
僕が買ったお遍路用品は、こんな感じです。
数珠とライターは持参。自転車お遍路なので金剛杖や菅笠は買いませんでした。
「ろうそく」「線香」は途中で足りなくなってしまったので買い足しました。お遍路用品に掛かる費用は大体これぐらいで、そんなに変わらないんじゃないかなーと思います。
交通費:10,090円
- フェリー:2,490円
- ロープウェイ(3回):4,290円
- 渡し船:210円
- バス:3,100円
お遍路道中の「ロープーウェイ」と「ケーブルカー」は自転車も乗れちゃうので、遠慮なく利用しました!
フェリーとバスは四国への行きと帰りです。思いのほか安い。渡し船とありますが、これは「鹿島」という島にあるキャンプ場に行くために利用した渡し船の往復運賃です。
交通費も大体そんな変わらないんじゃないかなーと思います。ロープーウェイ万歳!
自転車修理費:3,900円
スポーク修理:3,900円
自転車お遍路中は、どこかで必ず自転車のトラブルが起きるだろうなーと思っていたんですが、スポークが一本折れただけで、パンクもせず無事に走り切ることができました。
よかったよかった。ちなみに修理は「サイクルベースあさひ」でやってもらいました。
スポーツバイクも扱っているような大きな自転車屋さんがあるところは限られているので、スポークが折れたときは近くに「サイクルベースあさひ」があって本当に良かった…。
まあ修理のためだけに往復60km走りましたが…!
入浴費:2,270円
- コインシャワー:100円
- スーパー銭湯:550円
- 健康ランド:1,620円
入浴費はそんなに掛かりませんでした。
コインシャワーがキャンプ場にあったので、一度だけ利用。キャンプ場や漫画喫茶に泊まるときはシャワーも無かったんですが、ファブリーズと香水を持っていっていたので、それでなんとか誤魔化していました。
時間が余りまくったときに一度だけスーパー銭湯でダラダラしたのと、最終予定日が雨だったので一日ずらすために健康ランドで半日だらだらしていました。
洗濯費:700円
洗濯は宿泊施設にあるコインランドリーで2回だけしました!
実は「洗剤」と「折りたたみバケツ」を持っていっていたので、一度だけ手で洗濯したのですが、面倒くさすぎた!無理して手洗いしなくてもコインランドリーのある宿泊施設で洗濯すればいいや…と、結局それきり手で洗濯はしませんでした。
ドライTシャツを3枚持っていって、基本的に1枚だけを毎日着ることにして、残りの2枚は雨が降ってきたり不測の事態用にしていました。県を跨いだあとにこのローテーションを入れ替えて気分も新たに!みたいな感じでやってました。
ドライTシャツなら汗をかいても乾きやすいのと、ファブリーズを持って行っていたので、この方法でほとんど気になりませんでした。ズボンとコンプレッションタイツは凄くイヤなことになっていましたけども…。
僕がお遍路に行ったのは5月だったので、一応長袖長ズボンも持っていっていましたが、比較的薄手の服ばかりだったので、洗濯回数はこれぐらいで済みました。
送料:1,714円
お遍路後半、ここから先はもうキャンプ場も少なくて利用しなさそうだなーというところで、重いキャンプ道具をぜんぶ宅急便で家に送りました。そのときに掛かった送料です。
スーパーに行って大きめのダンボールを貰って、荷物を詰めてコンビニで発送しました。思ったより送料も掛からず、荷物もめちゃくちゃ軽くできたので最高でした。
おしまい
こんな感じでした!
思い返してみると、もっと削れたなーと思うところはたくさんありますが、不測の事態やモチベーションの維持のためにも予算をキツキツにしすぎず余裕を持って行くほうが、心の余裕もできて良いんじゃないかなーと思います。
掛かってしまったお金は仕方ない!
予想していたよりも費用は掛かりましたが、快適で楽しくお遍路を自転車で走り切ることができました!また行きたいなー
コメント
コメント一覧 (4件)
四国88・・・行ってみようかなと思って、じっくり、また、楽しく見せていただきました。
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すごく参考になりましたが、結果的に、「こりゃあ、私の気力では、行けんなあ」ってことで、断念(苦笑)
私からすれば、おもいっきり、ストイックな88めぐりですね。すごいです。拍手喝采!
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これからも、楽しい、サイクリングレポ、楽しみにしてます。
コメントありがとうございます!読んでいただけただけでも嬉しいです😊
私もそんな気力たっぷりなわけではないですよー…!自転車もゆっくりゆっくり走る感じで周りきったので、どなたでも周り切れると思いますので、ご興味がありましたらぜひぜひ!
お遍路の白衣に袖を通した瞬間からお遍路さんになって、お寺をひとつひとつ毎日まわらせていただくという非現実的な日常は一生の思い出になりました。
四国は宿坊やお宿も多いので自分のペースに合わせることもできますのでぜひぜひ…!
憧れです
白衣に袖を通して自転車を漕ぐ姿が想像できませんが(写真があれば是非載せてください)いつかは自分もやってみたいと思っています
ただ自転車のギア比の話とかもあり、自転車にもかなりお詳しいので、もう少し自転車についても勉強しないといけないのかなぁと自信もなくしてしまいました
コメントありがとうございます!
白衣着て撮った写真はないですねー…笑
白衣は上だけ着て、下は動きやすいズボンを履いて走っていました。
お遍路は一生の思い出になるので、ご興味がありましたらぜひぜひ!
実は僕も自転車で遠出ってほとんどしたことがなくて、2018年の7月にクロスバイクを買ってからいろんなところに行き始めました。
そのときが5年前なので37歳のときですね。そこからいろんなところにサイクリングに行ってるうちに、ずっと憧れだったお遍路も自転車でいけるんじゃないかなー…と思い始めて、行ってみた感じなので、自転車の詳しさとかはそれほどお気になさらずとも、行けるかと思います!👍
僕も整備とかは分からないことが多いので、お遍路中には四国のサイクルベースあさひにお世話になったりしました。
あとは自転車に乗っていたら、なんとなくこれはどうしたらいいんだろうって感じのことは、自然と気になって調べたりしてるうちに必要なことを勝手に覚えちゃうような感じなので、ほんとそれほどお気になさらずとも大丈夫かと思います!
お遍路中に出会いましたが、特にルートやその日の走行距離なども予定せず、行き当たりばったりで自転車でお遍路をされている20代ぐらいの若い子もいらっしゃったので、結構なんとかなるもんなんじゃないかなと思っています笑