【自転車お遍路】22日目 86番~88番

さよなら、四国。

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今日の予定ルート

  • 85番~87番を打つ
  • 前山お遍路交流センターに寄る
  • 88番を打って結願!
  • 徳島県に入り1番を打つ
  • 高速バスで神戸に向かい、自走で帰宅。

実走したルート

起床

昨日は休息日にして随分と寝たせいか、1時間おきに目が覚めてしまう。

なんとか頑張って4時まで寝た。よく寝た。

出発

快活CLUBから外に出ると、昨日の雨が嘘のように晴れていた。

朝の空が素晴らしい。

昨日を休息日にして、本当によかったなーと思いました。

5時に出発したし、お寺にも随分と余裕をもって到着することができる。

6時半に着いちゃった。

納経所の受付が7時からだから、ゆっくりお参りをしよう…と歩き始めて、ふと看板が目に入る。

ん?87番札所…?あれ?お遍路の最後が88番だから87番ってことはその一個前…?今日はお寺を3つ巡る予定なのに…

……!!!!

そう…僕は最終日についにやってしまったのだ。

間違えて86番のお寺を飛ばしてしまった…!

漫画喫茶でお寺に近いルートを改めて調べて、予定ルートを作り直したんだけど、それが仇となってしまった!ひたすら自転車を漕いで漕いで漕ぎまくる。

着いた……。

八十六番札所 志度寺

朝からめちゃんこ疲れました…。

焦って時計を見てなかったけど7時半ぐらいだったかな。無事に86番に到着。

86番と87番が近いお寺で本当に良かった…。

八十六番の境内は木々に覆われていて、ちょっとした緑の迷路のようになっていた。

迷路をさまよい本堂と太子堂を見つけて、お参り。

無事に御朱印をゲット。

そして来た道を戻っ……進んで

八十七番札所 長尾寺

八十七番に到着。

今日見るのは二回目だね……。

御朱印をゲット!

さあ…ついに残すお寺はひとつとなってしまった。

八十八番は山の中にある。

どれぐらいの標高なのか

どれぐらいの勾配の坂なのか。調べてないから分からないけど、とにかく走る。

最初は緩い勾配をゆっくりゆっくり上っていく。

前山おへんろ交流サロン

「道の駅ながお」に到着。

ここには「前山おへんろ交流サロン」がある。

建物内にはお遍路の歴史資料館?もあったりして、お遍路の歴史や貴重そうなお遍路関連品がたくさん展示されていた。

お接待コーナーもある。

水もお茶もいただけるし、お菓子までいただけてしまった。

ここにいる係の方に「任命書の申請書」をいただき、記入して渡すと

「自転車遍路大使任命書」がいただける!

「歩きお遍路さん用」と「自転車お遍路さん用」があるらしい。

まだ結願前だけど問題なくいただけた。

こうやって認定していただけるのは、なんだか嬉しい。

では、道の駅を後にして最後のお寺に進もう。

この道を「結願の道」というらしい。

この道を走ってみて思ったけれど

「結願の道」とはよく言ったもので

しんどすぎず軽すぎない上り坂がずーっと続くので

これまでのお遍路を一日一日思い返しながら、ペダルを回すのにちょうどよかった。

距離も長い。

でもずっと上り坂が続くわけではなく、下り坂があったり平坦な道もある。

お寺までもう少し!

というところで、急に坂の勾配がキツめになる。

でもこれもまたいい。いままで乗り越えてきたしんどい坂の数々を思い出しながら、気合を入れてペダルを漕ぐことができる。

み……見えてきた!!

八十八番札所 大窪寺

ということで…ついに最後のお寺「八十八番」に到着!

いままでで一番大きいんじゃないかってぐらい立派な山門。

境内もお寺も立派だった。

本堂をお参りして

太子堂をお参りし

納経所へ。

そして、八十八番。

お遍路最後の御朱印をいただいた。

でもなんというか正直、お寺に向かい、お参りし、御朱印をいただくという流れが染み付きすぎてしまったのか、これで終わりなんだという実感がまったくない。

単に新しいお寺にお参りし、御朱印をいただいたというような感じだった。

納経帳の「八十八番の次のページ」には、こう書かれている。

「一番始めに参拝した寺へお礼参り あなうれし行くも帰るもとどまるも 我は大師と二人づれ」

つまり、お礼参りをしに一番初めにお参りしたお寺にいけ、と。

もちろん行く!

でもその前にご飯を食べておこう。88番の目の前にあるお店に入る。

すごく感じの良いおじさまとおばあさまが営んでいらっしゃるお店だった。

お茶とお菓子をお接待でいただく。

ありがたや…。

親子丼おいしかった。

さあ、お腹もいっぱいになったことだし、いざお遍路最初のお寺「霊山寺」へ!

坂をちょっと下れば、すぐに徳島県に入った。

すごく久しぶりの徳島県。

道は基本ずーっと下りなので、すごく楽だった。

下りが終わり、徳島の街に入ったあたりで「十番札所」の看板を見かける。

十番…!なんと懐かしい……札所の数字の若さに凄く懐かしさを感じた。感慨深い。

こんな道を通ったなーとか

「あ、あの看板見た覚えがあるなー」なんて思いながら走る。

でも逆方向を走っているので、ここを走ったのかどうなのか正直あんまり思い出せない。

それにしても遠い!

1番ってこんなに遠かったのか!びっくりするぐらい着かない…。

初日に1番から11番まで駆け抜けたけど、お寺をお参りせずにただただ横方向に1番を目指すだけでも、こんなに距離があったんだなーと驚いた。

一番札所 霊山寺

そして…ついに一番札所に到着!

この山門を見たときは本当に嬉しかった。

お遍路さんになった初日…まだお参りの仕方も分からず、心の中で焦りながら、そして間違えて太子堂からお参りしてしまったあの日。

本堂に入りお参りをする。

でも見える景色が違う。あのときは相当緊張していたのか、浮ついていたのか、本堂の景観すらちゃんと見ることができていなかったんだなーと、いまなら分かる。

そして太子堂へ。

これが本当に最後の読経になる。

しっかりとお参りをさせていただき

一礼し振り返ったところで…なんだかすごくホッとした。

お遍路を終えた達成感というよりは、満足感。

そして無事に終えることができたんだという安心感。

とにかく充実した気持ちで満たされた。

お遍路用品を買い揃えた「総合案内所」に向かい

お礼参りの御朱印をいただく。

お遍路の御朱印には日付が無かったけれど、お礼参りの御朱印では日付を書いていただけた。

「令和元年」の日付。すごく嬉しい!

そして結願のお祝い?なのか、数珠をくださった。

終わった……これで僕のお遍路は終わったのだ。

まあ細かくいうなら、まだ和歌山の高野山に行かなくてはいけないのだけれども、それでも四国でやりたかったこと、やらなくてはいけなかったことは、すべて終わった。

あとは帰るだけだ。

徳島の「高速バス乗り場」へと向かう。

高速バス乗り場はそれほど遠くはなかった。

自転車を輪行し

高速バスに乗る。

自転車はトランクに入れてもらえた。

予想外に乗客がいっぱい。迷惑になりそうだったので、途中通る淡路島の写真も撮れず。あっという間に神戸へ。

無事に自転車の組み立ても終わる。

お遍路の白衣を着たままだったので、「お遍路に行くんですか?」とサラリーマンの方に声をかけていただけたりしながら

戻ってきた神戸の街を走る。

やっぱり本州の都会はすごい…!人が多いし車も多い!

あと信号多すぎ!

そして、無事に地元へと帰ってくることができた。

家に帰るまでがお遍路。

自分の中で最後の札所は家なんだという気持ちで気を抜かずに走り、無事に事故も怪我もなく帰ってくることができた。

おしまい

そんなこんなで、無事に四国八十八箇所を走りきり結願!

そして一番札所へのお礼参りをすることもできました。

正直、あっという間に過ぎていった22日間でした。お遍路中いろいろありましたが一言で言うなら、

楽しさしかなかった

本当に自転車お遍路は楽しかった。

帰宅して、ご飯を食べて、少しゆっくりして、外に出て近所のコンビニまで歩いてみたんですが、この22日間が何もなかったかのような感じ。あまりの今まで通りっぷりに自分でもちょっと驚きました。

それぐらい四国という場所の雰囲気、人柄、そしてお遍路が現実離れしていたのかなーと思います。

でもいくらお遍路が幻だったかのように思えたとしても、僕は間違いなく自転車でお遍路を周りきれた。そして、自転車で四国を一周することができた。

僕がお遍路をしたかった理由は「自転車でお遍路を周りきったという事実が欲しい」でしたが、間違いなく、それを達成することができました。

そしてその事実はもう僕が死ぬまで一生消えることはないし、たとえ僕が死んだとしても、令和元年の5月に僕が自転車でお遍路を周りきったという事実は消えない。

やっぱりそれだけで、本当に満足だなーと思えました。

やっぱり行ってよかった。自転車お遍路。

使ったお金

  • 納経料:1,200円
  • 食費:738円
  • 交通費:3,100円
  • 【合計】5,038円

前の日

和歌山県の高野山へ

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