自転車お遍路:15日目「44番〜45番」

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お遍路の正念場…!

目次

今日の予定ルート

  • 44番を打つ
  • 千本高原キャンプ場にテントを張り荷物を置く
  • 45番を打つ

実走したルート

起床

夜中の2時に目が覚めてしまう。眠れない…仕方がないので起きる。

今日はお遍路の正念場だ。予定ルートを考えると、今日さえ乗り切ってしまえば残りのお遍路はずいぶん楽になりそう。

ただ、自分の体力でいけるのかどうかが不安!

出発前にして急に眠くなり、少し寝てしまう。

結局5時に出発。それでも早いほうだから大丈夫大丈夫…。

出発

この時間だと、国道もほとんど車が走っていない。

この先、大きな街を2つ通り抜けなきゃいけない。

できるだけ早い時間に大きな街を通りすぎておかないと、国道は交通量が多くなって進みにくくなるはず。

峠を越えたら雲海が広がっていた。

雲海というか霧だ…!

道の先にも霧がかかっている。

危ないからテールライトを2つ点灯させて走行。

無事に最初の大きな街に入った。

街はまだ眠っているのか車は少ない。

「ラ・ムー」があるとは…間違いなく大きな街!

なんと「すき家」まであった。

飛び込んで牛丼を食べようかなと思ったんだけど、食べている間に交通量が多くなっちゃうだろうなー…と思い、泣く泣く諦めた。

食べたかったなー…

代わりにファミマに寄って「ソーセージパン」を買って食べる。

この辺り一帯が霧に覆われているのか?太陽がハッキリと姿を現さない。

すごく寒い…!

5月とは思えない寒さだった。

そしてふたつ目の街「内子町」に到着。

どピンクなセルフガソリンスタンドがあって、すごく目を引く…。

数軒見かけたけど、ここらへんのチェーン店なのかな?

ついに、四十四番と四十五番の看板が出てきた。

「43kmと52km」の表示。まだまだ先は長い…。

内子町から四十四番へと向かう道には、青い線が引かれている。

この青い線を見ると「自転車も車道を堂々と走る権利はあるんだよ」と言ってくれているような気がして、車道を走りやすい。

やっと太陽が顔を出し始めた。

「内子町」から先の道は、景色もすごく良くて走っていて楽しい。

こういうところ良いなー…

実際に住むのは本当に大変なんだろうけど、目の間に素敵な川が流れていて山も豊かで素晴らしい…。

今日はトンネルが多い。

標識に「久万高原町」の文字が出てきた。

四十四番があるところだ!

先は長いけど、着実に前に進んでいる。

道の駅 小田の郷せせらぎ

道の駅「小田の郷せせらぎ」に到着。

ここで一旦休憩する。この先から坂を上り始めなきゃいけないっぽい。

道の駅でゆっくりと休憩して、さあ出発!

予想通り山道になってきた。

しんどいっちゃしんどいけど、勾配はそれほどきつくない。

山道によくあるウネウネ道が現れたら、標高がぐっと上がるキツいポイント…!

「久万高原町」もようやく射程距離に入ってきた。

無心だ。無心で走るのだ…。

ルートの先や標高が気になっちゃうので、サブのスマホの電源を消して走る。

遍路小屋があったので、ちょっと休憩。

今日もいい天気で暑い!

久万高原町

ついに「久万高原町」に入った!

太陽の日差しがだんだん強くなってきているのを感じる。

ついに北上する道まで来た。

ここを走れば…もうすぐだ。

街に入ったー!

街中を走り抜けていく。

四十四番の直前の道なんだけど坂がキツい!

この先は、さらに砂利道になっていて自転車に厳しい道だった…。

四十四番札所 大寶寺

ついに四十四番に到着!

朝から頑張って走ったおかげで、11時に到着。

思ったよりも早く辿りつけてよかった…。

山の中にある素敵なお寺だった。

無事に御朱印をゲット。

道の駅 天空の郷さんさん

さっきの街まで戻り「道の駅 天空の郷さんさん」に寄る。

ゆっくりとお昼ごはんを食べる。

ソースカツ丼と焼き餅を頼んだ。

お店のお姉さんが「これどうぞ!」とお菓子をひとつくださった。お店のサービスだと思って「わーありがとうございます」とは言ったけど「おつかれさまです!」とも言ってくださっていたので、もしかしたらお接待だったのかな…?

ご厚意のお接待なら、もうちょっとテンション高くお礼を伝えておけばよかったなーと、少し後悔しながらソースカツ丼を食べた。

美味しかった!

道の駅を出て近くのローソンに寄り明日の朝ごはんを買っていたところ、若そうな歩きお遍路さんがいたので、声をかけて少しお話をした。

歩きお遍路27日目らしい。

やっぱり歩きお遍路は日数が掛かって大変そうだ…。「四十五番に向かうなら、途中のトンネルの路肩が狭くて怖かったので気をつけてください」と教えてくれた。

ここがそのトンネル。

ほんとに路肩が狭くて怖かった…交通量も多い。明日もここを通らなきゃいけないんだよなー…

次の四十五番には向かわずに

この先にある「千本高原キャンプ場」に向かう。

「千本高原キャンプ場」までの道は短そうだし坂もそんなに大したことないだろうーと思っていたら、結構しんどかった…!

千本高原キャンプ場

なんとか坂を上りきって「千本高原キャンプ場」に到着。

ここは無料キャンプ場。

パノラマで見るとこんな感じ。

車のキャンパーさんがいらっしゃるなーと思っていたら帰るところだったみたい。僕一人になってしまった。

クチコミで見ていたけど、トイレが本当に綺麗。

しかもウォシュレット付き!

水も飲めるし無料キャンプ場だとは思えない…!

地元の人やキャンプ場を使う方が、大切に使って管理されているんだろうなーというのが分かる。

ワンチャン朝露で濡れずにやり過ごせないかなーと、樹の下にテントを張った。

めちゃくちゃ風が強くて設営が結構大変でした…初めて張り縄を使った。

入り口に弘法大師様をぶら下げ、テントのお守りをお願いする。

自転車に積んでいた荷物をぜんぶ置いて…いざ四十五番へ!

時刻は14時。十分に余裕はある。

四十五番に行くには坂を下らきゃいけないみたい。普段なら嬉しいところだけど、キャンプ場に戻るためには下った分をまた上らなきゃいけないのだ…!

結構坂を下って、四十五番へと通じる橋に到着。

駐車場があったけど、どれも有料と書かれている。

(自転車も有料なのかなー…やだなー…自転車置けそうな駐車場とかないかな?)と先に進んでみる。

お土産屋さんが並んでいた。他のお寺ではあんまり見なかった光景。

「兄ちゃん、この先行けへんでー自転車担ぐんやったら別やけど」とお土産屋さんにいたお遍路さんに声をかけられる。

「あ、じゃあそこに置いといていいですよー」とお土産屋さんのお姉さん。

「ありがとうございます…!」とお店の先に自転車を置かせていただいた。

確かにすぐに階段が始まった。

こりゃ自転車じゃ無理だ。

四十五番札所 岩屋寺

立派な山門が現れるも、まだまだ階段は続く…。

これは…!

結構しんどい…!

かなり登ってきたところ。すごい光景!

あの建物は宿坊か納経所なのかな…?

建物の上にこんな岩があったら落石で屋根破壊されないのかなー…と見ていて不安になる。

やっとこさ本堂に着いた。

本堂の横もこんな感じ…迫力がすごい!

若いカップルが梯子を上っていくのが見えた。

誰でも登っていいらしいけど、横にある注意書きに「怪我をしても自己責任です」みたいなことが書いてあった。

僕はぜったいに上らないでおこう…と心に誓い、お参りを済ませる。

梯子の真下から見たところ。

やっぱりさ…落石が怖いよ…どうなってるんだろう。

無事に御朱印をゲット。

岩屋寺という名前通り、なんとなく御朱印も岩っぽい。

帰り道の風景も素晴らしかった。

高い木は無条件で素晴らしい。

さあ…キャンプ場まで戻るには降りてきたぶん上らなきゃいけない。

もう時間制限はないからゆっくりと上ればいいんですけどねー…少しうんざりしながら坂を上り始めると

なんか…めっちゃ自転車が軽い!

坂を下るときはほとんど恩恵がなかったけれど、自転車の荷物をぜんぶ下ろしてきたから坂を上るのがめちゃくちゃ楽だった。

こんなに重いギアでも楽に上ることができるのか…!と、なんだか感動してしまった。

そんなこんなで「千本高原キャンプ場」まで意外と楽に戻ってくることができた。

今日はさすがに疲れたー…でも不安だった予定ルートをぜんぶ走り抜けることができた!

おしまい

今日も無事に終えることができました。

今日の予定ルートは長距離なのですごく不安だったのですが、無事に走りきれて本当によかったです。

走行距離は100km超え。獲得標高も2000mを超えていました。疲れたー…!でも今日頑張ったおかげで、明日からは都会である松山市内に固まっているお寺を周るという、まさにボーナスステージが始まるので楽しみです。

お遍路も後半戦に入りましたが、今日を乗り切れたのは本当にでかい!

使ったお金

  • 納経料:600円
  • 食費:1,869円
  • 【合計】2,469円

次の日

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