【自転車お遍路】08日目 28番~34番

出会いと別れ。

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今日の予定ルート

起床

4時に目が覚める。毎晩21時には寝ちゃうので、これぐらいの時間に目が覚めるのが普通になってきた。静かなキャンプ場で、ぐっすりと眠れた。

朝ごはんはコンビニで買ったパンと、昨日近隣の方に頂いたバナナ。バナナが美味しすぎて3本ぜんぶ食べてしまった…!

朝ごはんを食べた後に、ゆっくりとテント内の荷物整理をして、5時頃から撤収作業。

昨日、ギリギリになってキャンプ場に来られた方が、もう一人いらっしゃって挨拶だけはしていた。今朝、撤収作業の時に再び顔を合わせたので、少しお話をしたところ、バイクでお遍路さんをされている方だった。一巡目なので同期さんだ…!

聞くと、宮崎の方で、定年退職後にバイクで日本のいろんなところに行っているらしい。その一環で今回四国のお遍路をしているそう。「行ってみて一番良かったところはどこですか?」と聞いてみたところ、北海道とのことだった。やっぱり北海道は良いんだなー…

でも、野営地で一人になることも合って、そういうときは熊が出るんじゃないかと怖かったらしい。熊が普通にいるところだもんなー…

その後、それぞれお互いに撤収作業を進め、こちらの撤収作業も終わりそうな頃、「よかったらコーヒーでも飲まんかねー?」と、ありがたいお言葉…!有り難くいただくことにした。いい香りのコーヒーでホッと一息つけた。

もう、毎日が結構いっぱいいっぱいで、火を使うのも面倒くさいからコーヒーも作っていなかったので、ほんとうにありがたい…

コーヒーのお礼を告げ、先にキャンプ場を後にする。でも、同じお遍路さん同士、行き先は同じだ。「それじゃあまた!」と別れた。

今日は昨日と違って、よく晴れるみたい。

ここのキャンプ場は無料なのに、トイレも綺麗で最高だった。

昨日、管理人の方といろいろ話をしたけれど、外国のアプリ?だかに載っているらしく外国人さんの利用を多いみたい。夏や休みの日は凄く混むらしい。無料で凄く静かで快適なキャンプ場だもんなー…

駐車場からは海が見える。

さあ、出発だ!というところで、サブのスマホのGPSが掴めなくなっていて焦った…!昨日の雨でやられちゃったのかしら…と、スマホを再起動したりwifiをオンにしたりするもダメ。メインのスマホとBluetoothテザリングすることで、なんとかGPSを掴んでくれるようになった。助かった…

今日は高知の街を走り回って、お寺を周りまくる。

徳島の1番〜11番と同じような感じだ。お寺の間隔もそれぞれ近い。

最初のお寺は少し山の中にあるみたい。

まあまあキツい坂だったけど、朝の元気パワーと距離が短いことで、

二十八番札所 大日寺

なんとか辿り着くことが出来た。

本日、最初の御朱印をゲット。

のどけき道を走るんだけれども、国道はこんな感じで、朝の渋滞ができるほど交通量が多い。さすが街だぜ…

なんとなくギアの切り替えが不調なのと、チェーンの調子が悪い気がするので、自転車を停めてチェーンを歯ブラシで磨いた後にチェーンルブ。

気持ちよく走れるようになった。昨日の雨でチェーンのオイルが流れちゃってたのかなー…

雨の後は、いろいろ手入れしなきゃなー…

田んぼと晴れの日は似合う。

次のお寺に向かうんだけども、交通量が多いから、いかんせん進みにくい。

勢いのある用水路を見るのは楽しい。

今日は、ほんとうにいい天気。昨日の雨の日の中の自転車走行を経験すると、

ただただ、晴れの日だというだけで、すべてのことに感謝したくなるぐらい走りやすい。

二十九番札所 国分寺

二十九番に到着。

山門を潜ると、こんな風景が。

緑の美しい、お寺だった。

御朱印をゲット。

帰り道の山門の風景を見て、また写真をパシャリ。僕はあれかな。高い木が好きなのかもしれない。お遍路をして初めて気がついた。

次のお寺へ向かう途中、完全なる農道を走る。

こういう道も楽しい。

ちなみに、いつものサイクリングの時もそうだけど、今回のお遍路も大体こういうミニパンシリーズを補給食で持ち歩いている。簡単に食べられて安いし、美味しい。5〜6回補給できる。

高知市に入ったっぽい。密集した街が見える。

三十番札所 善楽寺

高知市に入ってすぐのところで、三十番をゲット。

高知のお寺はところどころ、山門がどこなのか分からなくて迷う。

御朱印をゲット。納経所の方が綺麗な尼さんでした。「通しですか?」と聞かれる。「そうですー」と答えると、「じゃあまだまだ大変ですねー 足摺の方とか」などなどお話する。

まだまだ先は長いけれど、いまは、この旅をまだまだ続けられるのが嬉しいなーと思う。

さあ、次のお寺だ!と自転車に向かったところで、キャンプ場でご一緒したバイクお遍路さんと再開する。「おー!追いつかれてしまいましたねー」「それじゃあ、また次で!」と挨拶し、お先に出発。

帰り道に山門を見つける。こっちにあったのか…自転車から降りて一礼。たまに駐車場と山門が離れているところがある。

渋滞。都会だ。

高速道路が建設中だった。

ちなみに、自転車で走っているときに普段からたまに歌を口ずさむことがあるんだけど、お遍路に出てからは歌じゃなくて、ついお経を口ずさんでしまう。

「おんあぼきゃべーろ しゃのーまかぼだらまに はんどま じんばら はらばりたいやーうん」の光明真言がお気に入り。

これも弘法大師様と一緒、同行二人の旅だからなのかな。

次のお寺へは、まずトンネルを超える。歩道があるので安心。

トンネルを超えて、すぐにある出口を出て、

スロープを降りる。

小学校の横に自転車を置かせてもらい、遍路道を歩く。

結構な登り道…

昨日の二十七番ほどではないけど、ここの歩き遍路の道もキツい…

でも、まだ距離が近いから助かった…

三十一番札所 竹林寺

三十一番に到着。

このお寺は、特に緑が綺麗だった。

お寺の建物も素敵。

無事に御朱印をゲット。

この景色よ…!たぶんすごく景観に気を使われて、いろいろ手入れされている、お寺なんだろうなーと思う。

帰りも遍路道を歩く。遍路道を歩きながら、誰がこの階段用の岩をどうやって積んで作ったんだろう…と考えながら降りた。

坂道は岩があると歩きやすくなる。昔の人は頑張って一個一個岩を持ってきては置き、持ってきては置き、を繰り返したんだろうか…

昔の人はえらい。

小学校のところに戻ってきたら、来た時には気づかなかった掲示板があった。

よく見たら、小学校の児童からお遍路さんへのメッセージ…!

児童たち直筆のお手紙もあった。なんていい小学校なんだろうか…

お遍路道の横にある小学校だから、昔からお遍路さんとも馴染み深い小学校なんだろうなー…と思いながら、さっきのスロープを上り、元の道へ。

ここから、さらに先に進む。

時刻は12時近く。そろそろ今日も暑くなってきそうだ。

と、ここで、あのキャンプ場で出会ったバイクお遍路さんとすれ違う。お互いに気づいて手を上げて挨拶。先に行かれてしまったかー…

自転車お遍路な僕は住宅街の間をすり抜ける裏道を走る。

次のお寺へは、またちょっとした坂を上らなきゃいけないっぽい。

なかなかにキツい坂で、二十番の鶴林寺を思い出した…ただ、ここは距離がかなり短いのが救いだった…

駐車場に着くも、さっきのバイクお遍路さんのバイクがない。あれ…もう納経も終わって先に行ってしまわれたんだろうか…と思い、お寺への道を歩いていると、駐車場に到着されたのが見えた。僕のほうが早かったのか…!

三十二番札所 禅師峰寺

ということで、三十二番に到着。

ここで、太子堂をお参りしていると「自転車お遍路ですか?」と声をかけられる。「そうですー」と答えると「僕もそうなんですよ。Eバイクですけど」とのこと。なんと初めての自転車お遍路さんとの出会い…!

嬉しくていろいろ話をするも、長くなりそうだったので、それじゃあまた色々終わった後によろしければ話をしましょう、ということになった。

無事に御朱印をゲット。

駐車場に戻ると、さっきのEバイクお遍路さんが待っていてくださった。名古屋から来られている方らしい。Eバイクに僕と同じオルトリーブの黒のパニアバッグを付けいてらっしゃった。

同じ自転車お遍路さんだ…!と喜んでいた僕だけれど、よくよく聞いてみると、なんとお遍路は4回目。歩きお遍路を3回して、今回Eバイクでお遍路をしているとのことだった。プロフェッショナルやないか…!

Eバイクで全国を走る予定で、その一環として区切り打ちをしながら、お遍路を周っているらしい。

いろんな話の中で、先日お遍路を250回周っている方に出会ったという。その方から貰った納め札を見せていただいた。確か100回以上は錦の納め札になるというらしいけれども…!裏には200回と書かれていた。すごすぎる…

二人で、あれこれと話をしていると、キャンプ場で出会ったバイクお遍路の方が、僕達二人に「水分補給どうぞ」と水を買ってきてくださった。ありがてえ…!

途中、どでかいバイクのゴールドウィングに乗ったダンディすぎるおじい様お遍路ライダーさんがいらっしゃったり、楽しい時間を過ごした。

Eバイクお遍路の方に、この後、泊まる予定の良いゲストハウス?があるので行きませんかとお誘いをいただけるものの、すでに今日のホテルを予約していたので、お断りさせていただいた。

三人別れて、それぞれ次のお寺へと進む。

渡し船

この次のお寺に行くには、いろいろ方法があるんだけれど、僕は渡し船で行くことにした。渡し船の出港時刻は13時10分。僕が着いたのは13時11分…

後ろから走ってきた車の方に、「いま出たとこやでー」と教えていただく。

確かに船が見えるよ…出発したばかりの船が…

次の船は14時10分。1時間空いてしまうけど、その間にも出来ることはいろいろある。ファミリマートでお昼ごはんを買って食べるのだ。そして、食べた後の待ち時間は納め札を書けばいい。

フェリーの待合室で、納め札を書いていると、隣に船に乗る予定ぽいご高齢のおばあさまが座られた。「どこから来たんね」「自転車ですごいねー」「車には気をつけて」「親には言うてお遍路に来たんか?」などなど、船の出港時間までお話をした。いろいろ優しく案じてくださる良いおばあさまだった。

そして、渡し船が出発する。料金は無料!素晴らしい…

乗る人は、そんなにいなかった。近隣住民の方ぽいかた数人と、僕を含めたお遍路さんが4人ぐらい。

いざ、出発。

風が気持ちいい。

対岸が見えてきた。

乗船時間は短かったけど、楽しかった。こんな渡し船が無料で運行してるのはすごいよなー…

お話をしていたご高齢のおばあさまが「気を付けて行くんよー」とすれ違いざまに声をかけてくださった。

三十三番札所 雪蹊寺

三十三番に到着。団体さんのご一行と一緒になったのか、結構混んでいた。

太子堂で納経をしようとしていると、びっくりする光景が目に入った。納め札を入れる箱の中を、ご夫婦がガサゴソと手で漁りまくっていたのだ。え…なにしてるの…と、納め札を入れようとしていた僕は入れることもできないまま固まる。

これはあれかな…噂では錦札とか貴重な納め札を持っていく人がいるって聞いていたけれど、このご夫婦がそうなのかな…

とにかく、そのガサゴソと納め札箱を漁る姿が浅ましくて、卑しくて、醜かった。僕はお遍路について、それほど詳しくもないので、その行為にどういう意味があるのかは分からないけど、いろんなお遍路の方たちが、いろんな思いで、いろんな願いを込めて納めている納め札をあんな風にガサゴソとぞんざいに扱うのは酷すぎるし、申し訳ないけど、どうかバチが当たってくれと願った。

そのご夫婦の所作をその後も目で追っていたけれど、読経はお上手なものの、お経を読み上げながら、ふらふらと納め札を入れに行く、鈴の代わりのようにお経の途中に太子堂の鐘を鳴らす、など他の方もいるのもお構いなしに好き勝手やられていて、そういう人なんだなー…と納得する。

お遍路をしていて、初めて嫌なものを見てしまったなと、思いながら納経所へ。そして、ここの納経所も、団体の方の後で面倒くさかったのか何なのか、納経の係の方が納経帳を返すときに、ほらよって感じで片手で返されて、嫌な気分になった。納経所で嫌な気分になったのは、ここが初めてだなー…

そして、納経帳を受け取った瞬間、食い気味にさっきの納め札漁りのご夫婦が、どけどけって感じで納経帳を係の人に渡しに来て、なんなんだよもう…ってなった。

お寺に悪いところはない。ただ、そこにいる人のせいで、このお寺の印象は僕の中で最悪なものになった。

まあ、お遍路をしている方もたくさんいるから、いろんな人がいるんだろう。

いろんな納経の係の人もいるんだろう。

次が今日最後のお寺。そのお寺に着くころには、この不快な気分も消えてしまえばいいなと思いながら走る。

三十四番札所 種間寺

そして、今日最後のお寺に到着。

団体さんはおらず、静かにお参りをすることができた。

御朱印をゲット。

それでは、今日の宿へと向かう。それにしても暑すぎる…強い日差しは体力を奪う。

僕はもうヘロヘロだった…今晩泊まるところにレストランがあるけれど、そこが営業しているかもわからない。営業していなかったら外で食べるところを探さなきゃいけない…

その元気はない…!ということで、今晩のご飯をファミリーマートで買う。昼も夜もファミリーマートだ。

僕はファミリーマートの子になる。

宿に到着

ということで、本日の宿に到着。「ホテルSP haruno」さん。運動公園の中にあるビジネスホテルっぽい。

正直、まったく期待していなかったけれど、受付の対応がホテル!

建物内も綺麗。

部屋も広い!清潔!シャワーが強い!リセッシュ使い放題!すばらしい。

あまりにヘロヘロだったので、ファミリマートで買った元気のドーピング。

このホテルの素晴らしいところは、地下にコインランドリーまで合ったところ…!やっと洗濯ができるよ…

おしまい

今日は、こんな感じでした。キャンプ場で出会ったバイクお遍路さんも、Eバイクのお遍路さんも最後の2つのお寺では出会わず。もうお二人とも先のお寺に行ってしまったんだろうなーと思います。

最後のお寺から宿へと走る道の途中、もうお二人と会うことは無いんだなーと思うと、なんだか寂しい気持ちになりました。出会いの楽しさもあれば、別れの悲しさもある。

もし、お二人に連絡先を聞いていれば、なんて考えたりもしたけれど、僕は聞かなくてよかったかもしれないなーと思いました。お互い名前も知らない、連絡先も知らない、でもお遍路という共通点はあった。そんな一瞬の出会いだからこそ、ずっと思い出に残る輝きもあったりするわけで、僕はそういう一瞬の出会いが好きなのかもしれないなーと思いました。

お遍路は、まだまだ続くけれど、そういう出会いはこの先もあるんだろうか。

使ったお金

  • 納経料:2,100円
  • 食費:2,130円
  • 宿泊費:4,313円
  • 洗濯費:400円
  • 【合計】8,943円

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