【自転車お遍路】06日目 24番

今日はお遍路の中でも、予定している最長距離を走る。

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今日の予定ルート

起床

めちゃくちゃよく眠れた。5時に起床。

太陽が登ってくる方向が山側だから、まだ日は見えない。

すごく静かで良いキャンプ場だった。海沿いだから虫もぜんぜん居なかったので快適。

ただ、芝生キャンプ場の宿命…朝露がやばい…!

とりあえず、お湯を沸かしてコーヒーとパンを食べる。

だらだらと撤収準備をしていたら7時になっていた。

昨日、長話をしたおっちゃんも起きて撤収作業をしていたので、「それでは、お先に出発します!」と声をかけた。おっちゃんは「それじゃあまた!次は、中国か台湾か、海外でやな」と笑いながら言う、僕も「ほな、またどこかで!」と挨拶し別れた。

また、どこかでって言葉は良いなーと思った。昨日のバイクのお遍路さんにも別れ際にそう伝えれば良かったかもしれない。

昨日の二十三番に向かう道を走っていると、太陽が見えた。

今日も、お昼ぐらいから暑くなるんだろうなー…

恋人岬。ふーん。

昨日打った二十三番を遠目に見ながら、

いざ、室戸岬へ。81km看板が目に入る…

峠道の予感。

少し上り始めて、

10%の勾配が始まった。左足が心配だったけど、少し違和感は残るものの痛みは出てない。

休むと、だいぶ落ち着いてくれるみたい。

ここの道は、景色が素晴らしかった。

高所恐怖症気味の僕には、ちょっと怖い…

なんて眺めだ。

なんなんだいったい…

海沿いの景色は、やっぱり楽しい。はるか遠くに霞んで見える、あれが室戸岬なんだろうか…

島が見える。この道は景色もいいし、道路も広いし、車が殆ど通らなかったので、かなり走りやすくて気持ちの良い道だった。

道路に猿が4匹ぐらい居て驚く。慌てて山の中に入っていったから写真には写せなかった。実は昨日も野生の猿を見たんだけど、普段、野生の猿を見ることがないから、ふいに見かけると怖い…

木の上から自転車に飛びかかって来ませんように…

気持ちの良い道を抜けると、街が見えてきた。

駅のある街は都会。

すぐに街も抜けて、ふたたび山の中へ入る。今日は、こんな感じの繰り返しなんだろうなー

そこかしこに砂浜がある。

また次の街に入ったみたい。ちょっと写真がわかりにくすぎるけど、「ほっかほっか亭」。名前がほっともっとじゃない店舗を久しぶりに見た。

そして、どさんこラーメン…なんとなく昭和の香りがする街だった。

歩きお遍路さんの道標。23番から24番までの歩きお遍路は、ほんとうに大変なんだろうなー…

これは…おおらかそうな、この街だからこそ許される名前なのかもしれない。

地図で見ると、対岸に見えるのは大きな島みたい。

海の水が、とにかく綺麗。

景色を楽しみながら走る。

道の駅

そして、道の駅に到着。時刻は10時ぐらい。ここで、室戸岬までやっと半分ぐらいなのかなー…

ちょっと早いけど、ここでお昼ごはんを食べておかないと、お店が無いかもしれない…と思い、食べる予定で立ち寄ったんだけど、お昼は11時からだった…!

ご飯の食べられない道の駅なんて…

どうしようかと思ったけど、隣のおみやげ屋さん?みたいなところで、お弁当を売っていたので購入。助かった…

美味しかったです。

朝露で濡れたテントのフライシートをゴミ袋に入れてたんだけど、キャリアに積んでたら、なんとか乾かないかなと思い、このスタイルで、しばらく走ってみることにする。

ちなみに、タオル類も朝から、こんな感じでキャリアに積んで乾いてくれていた。

それじゃあ、もう半分頑張ろう…

走っていると、高知県へようこそ看板が…!ということは徳島県を抜けて、高知県に入ったということ。

これで、完全に徳島県のお遍路は終わったことになる。(お礼参りは除いて)

なんというか、徳島県のお遍路を達成したんだ!という嬉しさよりも、

もう徳島県のお遍路が終わってしまったのか…という、

寂しさのほうが強かった。そう思えるってことは、それだけ、この旅が楽しいと感じられていることなのかもしれない。楽しいのはいいことだ。

遠くに霞んで見えていた室戸岬っぽいものが、だんだんどハッキリしてきているのが分かる。

東映かな?

それにしても、やっぱり、

室戸岬までの道は長い。

そして、海を眺めていると、

水平線の向こうに何の山陰も見えないのが、不思議に感じる。

僕の地元だと、海を見ても必ずなにかしらの山陰が見えるからなのかもしれない。

ここは四国。これが太平洋なんだなーと、改めて思う。

振り返ってみると、たぶん徳島だと思われる山陰が微かに見えた。今日は、あそこらへんから来たんだろうか…

結構疲れは出てきているけれ

ど、

ひたすら進む。

大きな岩が気になって近づいてみたら、夫婦岩というらしい。なんだかどこにでも夫婦岩ってあるな…

あれが室戸岬なのかな…?そうであってくれ…と願いながら走る。

この道を走っていると、ちらほらと歩きお遍路さんを見かける。この距離をずっと歩いてるんだよなー…と思うと、ほんとうに凄すぎる。

歩きお遍路さんを見かけるたびに、尊敬の念を抱きつつ、「こんにちは!」と挨拶をして通り過ぎる。

最初は「お疲れさまです!」と声をかけて通りすぎていたんだけど、自転車で追い抜きざまにそれは、ちょっと失礼かもな…と普通の挨拶に変えた。

それにしても、高知県に入ってから凄く蒸し暑い気がする。

そして、遠くに陽炎まで見えるんだけれども…

蒸し暑くて、完全に夏だ…室戸岬までは、もう目と鼻の先なんだけど、

「足湯無料」そんな看板を見たら入るしかない。

誰も居ない。

足湯が、こんなに気持ちの良いものだとは思わなかった…

時刻は14時。このすぐ近くに今日泊まる宿を予約したんだけど、チェックインが15時。予定より早く着いてしまいそう。

山の中に大きな弘法大師様の像が立っていた。室戸は弘法大師様の出生の地なんだっけ…?

室戸岬

そんなこんなで、なんとか室戸岬に到着。

さすがに疲れた…遠かった…

今日泊まる予定の宿に到着。「岬観光ホテル」さん。

15時チェックインを承知の上で、受付の方に荷物だけ預かっていただけないか聞いてみたところ、快くOKしてくだった。ありがてえ…

重い荷物を置いて、

ここからすぐ近くの二十四番を打ちに行く。今日は、そのお寺を打つだけで、おしまい。

なんとかだぜよの人だ。

室戸岬っぽい風景を探すけれど、それっぽいのが見当たらない。

二十四番への車道の入り口を見て、愕然とする…なにあの高いところにある道路…!あそこまで上らなきゃいけないの…?

ここもネットの情報で、キツいとは聞いていたけど、

日差しが、めちゃくちゃ強いのもあって辛い…!勾配に関しては、ずーっと10%が続く感じです。距離はそんなにないんだけど、長距離を走った後だったからか、軽い熱中症になりかけみたいな状態になりました。

なんとか入り口に到着する。息切れが止まらないし、汗も止まらない…やばい…どうか自動販売機よあってくれ…と思いながら進む。

二十四番札所 最御崎寺

と、山門の弘法大師様の像が目に入ったら、あれだけしんどかった熱中症の症状がピタッと収まる。

弘法大師様のお力なのかな…

僕は信心深いわけでもないんだけど、やっぱりお遍路をしていると、自然とそういう考えになってくるのかもしれない。

御朱印をいただく。境内にはコカコーラ印のベンチが、いっぱいあるのに、自動販売機は一台もなかった…

帰り道に看板を見ると、近くに灯台があるらしい。

せっかく、ここまで上ってきたので見に行ってみる。

室戸岬灯台

灯台はこんな感じだった。横の看板に「恋人の聖地」と書いている。ふーん。

灯台は眺めるだけで、入ることは出来ないみたい。

高いから眺めは、まあまあいい。

ここで、隣りにいたおじいさまが「なんや、ここも恋人の聖地なんか。恋人の聖地だらけやな」って話してて笑った。

帰りは、あの坂を下るから気持ちいいんだろうなー

上から見たら、こんな感じ。そりゃこんな上ってきたら、しんどいわ!

ちなみに、もともと泊まる予定だったのが、二十四番の宿坊だったんだけど、昨日電話をかけたところ予約がいっぱいで取れなかったので、急遽さっきのホテルを予約することにしたんだけど、もし、そのまま宿坊に泊まる予定だったら、荷物満載のまま、ここまで上らなきゃいけなかったことを考えると、ほんとうに予約がいっぱいでよかったと心から思った…

自分へのご褒美にコーラを買う。

宿に到着

岬観光ホテルさんは昭和9年に建てられた建物らしく、

なかなかレトロな雰囲気が残っているけど、最近文化財にも指定された素敵なホテルらしい。

お部屋に入ってみると、

広い!きれい!

眺めもいい。なんの不満もない…!むしろ、こんな所に泊まらせてもらっていいの…!という感じだった。

充電祭りを開催する。

ついでに、持ってきていた折りたたみバケツで洗濯もしたんだけど、やっぱり手洗いは面倒くさい…!都会に出るまで待って、コインランドリーでいいな…と思った。

お風呂に入りさっぱり。これまでシャワーばっかりで、この旅中で初めてのお風呂だったけど、お風呂ってこんなに癒やされるものだったんだなーと気付かされました。すごく気持ち良かった。

晩ごはんを食べに外に出る。

さっきの足湯があるところにレストランがあるということで来てみたんだけど、なんとレストランは17時で終わる模様…!晩ごはんやってないとかあるんだな…

もう一軒、近くに食べられるところがあったので、そちらに行ってみる。ホテルの横にあるレストランみたい。

せっかく海の近くなんだからと、キンメダイの照り焼き丼を頼む。めちゃくちゃおいしかった。

帰りに再び弘法大師様の像を眺める。明日も無事に予定通り終わりますように。

帰り道は、もう夕暮れに近かった。

ここらへんは、観光スポットもたくさんあるみたいなんだけど、いかんせん先を急ぐ旅なので、それらを見る余裕が無いのが残念。

おしまい

そんなこんなで、無事に室戸岬まで来ることができました。

予定では、お遍路中に一番長距離を走る日だったので、無事に走りきれてよかったです。ただ、油断はできないんですよねー… 距離は短くても、山を上らなきゃいけないところも、たくさんあるわけで…

特に明日の予定では、まあまあな距離を走らなきゃいけないうえに、山の上に上らなきゃいけないお寺が2つあるので、不安です…

無事に乗り切れるといいなー…

使ったお金

  • 納経料:300円
  • 食費:1,936円
  • 宿泊費:6,480円
  • 【合計】8,716円

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