【自転車お遍路】03日目 12番~17番

お遍路最初の難所に挑戦!

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今日の予定ルート

起床

夜中の1時半に目が覚めてしまう。なんか外から工事現場のドリルみたいな音がずっとしてました…めっちゃでかい音…

急いで耳栓をするんですが、なんだか目が冴えてしまった…仕方がないから、このまま起き続けるかー…と思っていたんですが、さすがに眠くて3時ぐらいにまた眠っちゃいました。4時半に起床。

出発

泊まらせていただいた三笠屋旅館さんを後にする……と思っていたら、旅館のご主人さんがやってきた。「ちょっとこっちに」と言われるので食堂のほうに行くと、昨日お話しされていた21番の奥の院の写真が載っている小冊子を見せてくれて、その小冊子もくださった。ありがてえ…

「気を付けてね」とお見送りまでしていただけました。ほんとうに良いご主人、良いお宿だった!

共同トイレの鍵は壊れていたけど、そんなことはどうでもいい。

5時20分ぐらい。

ちょうど朝日が見え始めて、田んぼと太陽がすごくいい感じでした。

空気も澄んでいて気持ちがいい。

国道は結構交通量が多いっぽいので、早朝に出発してよかったかもなーと思いつつ、

十二番の焼山寺を目指す。このお寺がお遍路最初の難所と呼ばれているところです。

自転車だと、できるだけ緩い坂のコースで行くならば、大体35kmぐらい走らなきゃいけない…!

トンネルがありそうだったので、リュックに予備で持ってきていたリアライトを付ける。これでキャリアに付けたキャットアイのリアライトと二段構え。

峠を越えるからか、緩い坂が始まる。

やっぱりあったな…トンネル。

早朝でも交通量が多かったので、ちょっと怖かったです。トンネル内も歩道は一応あるのですが、人が通るのでギリギリぐらい。自転車だとたぶんキツい…!

まあ、短いトンネルだったので、なんとかなった。

トンネルを抜けると下り坂。

いい眺め。いい太陽。

川がめちゃくちゃ澄んでいました。

ほんとに景色が綺麗なんですよねー…

心が洗われる風景っていうのは、

こういう景色のことを言うのかもしれないなーと思いながら走る。

時々、遠くから「パッキャーン」って大きな音がするから、車がパンクしてるのかなと思っていたんですが、よく考えたら多分猟銃ですね…!

生の猟銃の音とか初めて聞いたよ…

途中、歩きお遍路さんとすれ違う。歩きお遍路さん、ほんとうにかっこいい。尊敬する。

ヒッ…

なんなの…!

こんなところにも…!

住民がお遍路の人形に変えられてしまった街だったんだろうか…

それにしても、早朝にこの道を走ることにしてよかったです。空気も澄んでいて、ひんやりしていて、走っていてほんとうに気持ちがいい。

焼山寺の看板はちょくちょくあるものの、

スマホでルートを見ると、まだ先なのだ。

同行二人の遍路笠 持ってはなるまい 差別の心

良いこと言うなー

僕は遍路笠持ってないけど!

そんなこんなで、焼山寺のふもとの「おへんろ駅」に到着。予定では、ここらへんに自転車に積んでいる荷物を置かせてもらって、身軽になってから自転車で坂を上ろうと思っていたのですが…早朝だからか、人が誰一人いない…!

この駐車場も有料駐車場ですし、勝手に荷物を置くわけにもいかず、結構悩んだんですが、

そのまま焼山寺までの坂を20kgの荷物を積んだまま上ることに。

初っ端からキツい…

でも、自転車を降りて写真を撮る余裕はまだある。

スマホの地図を見ても、まだ焼山寺の姿は見えず…

距離看板出すのは心が折れるから、ほんとうにやめて…!

このお遍路最初の難所である焼山寺ですが、歩きお遍路さんだけじゃなく、自転車お遍路にとっても最初の難所になります。さっきの「おへんろ駅」から焼山寺までは5kmしかないのですが、その5kmで一気に標高700m近くまで上らなきゃならない…!

おへんろ駅自体の標高は忘れちゃいましたが、まあまあ上らなきゃだめです。

僕は去年、自転車お遍路のことを具体的に考え出した際、この最初の難所の焼山寺をなんとかクリアできるようになろうと、自転車で坂を上る練習を始めました。そして、なんとか六甲山を毎週上れるぐらいにはなったわけですが、

すべては、今日この焼山寺を自転車で上りきるため…!そのために何度も六甲山を上ってきたのだ…!

だから、なんとしても上りきらなきゃ、なんだか六甲山に申し訳が立たない気持ちとか、

いままで積み重ねてきた自分の経験が何だったのか分からなくなってしまいそうな気がしたので、

ひたすら頑張って、上り続けました。ついに焼山寺の姿が地図で見えてきた…!

頑張ってって書いちゃいましたが、坂を上るときは、ひたすら頑張らない。ちょくちょく自分の好きな歌を口ずさむ(歌が歌えるなら無酸素運動になってない)。しんどくなってきたらペダルをゆっくり漕ぎながら深呼吸して上りながらも休む。

そんな坂の上り方を教えてくれたのも六甲山。

六甲山のためにも絶対に上りきる…!

と、ひたすらペダルを漕ぐんですが、ほんとうにしんどい。

ぶっちゃけると坂自体は、自転車に乗ってられないほどの勾配でもないので、六甲山を普段から上っているなら問題なく走れる坂なんですが、

20kgの荷物を積んで、この坂を上るのは、ほんとうに辛すぎた…!

両方のパニアバッグを外せば10kg軽くなるので、それだけ軽くなったら、随分楽になるんだろうなー…とか考えながら走る。

でも、焼山寺まで、ほんとにあともう少し…!

焼山寺直前の最後のつづら折りの坂を上る。

焼山寺が見えたー…!

と、思って真っすぐ走っていったら、裏口でした。無駄に上ったよ…

少し引き返して、焼山寺への参道に到着。ほんとに自転車で辿り着けた…!

この荷物+リュックサック+ヒップバッグで上りきれた自分を褒めてあげたい。

さすがに限界だったので、ジュースを買って自分へのご褒美。

足元がすぐ崖みたいになってるところを眺めながら、ちょっと休憩しました。

去年から、この日のために坂を上り続けていたので、無事に達成できて凄く感慨深かったです。やっぱり、「六甲山を自転車で上れれば、どこにでもいける」っていうのは間違っていなかった。

すげえぜ六甲山!と、思いながら焼山寺へ向かう。

十二番札所 焼山寺

さすが、こんなところにあるお寺だけあって、雰囲気が違う。

大きな木がたくさんあります。

水場にアヒル隊長がいた。

この木の大きさ、写真で伝わるかな…ほんとうに立派です。

本堂と太子堂で納経し、

無事に焼山寺の御朱印をゲット!

上りが、しんどかった分、帰りはパラダイス。

焼山寺までの道は、ちゃんと舗装されていて比較的綺麗なので、安心して坂も下れました。

気持ちよかった。十二番から十三番までも結構離れていて、大体23kmぐらい走らなきゃいけません。遠い…!

頑張るぞーと走っていたんですが、山があるからには峠がある。そう、峠越えがあるのです…

それほど、勾配はキツくない緩めの坂なのですが、焼山寺を上るのに全てを使い果たしてしまったのか、坂を上る力がなかなか出ない…!

というか、エネルギー切れだこれ…と分かり、いっぱい持ってきていた飴をたくさん舐める。

こんなんじゃ失ったカロリーをぜんぜん補えないけども…!

実は峠を越える手前に道の駅があったんですが、そこで何か食べておけばよかった…!

お腹が減ってなかったからスルーしちゃったんですが失敗でした。とりあえず、飴と塩タブレットでなんとかカロリー補給と気分転換を図りながら進む。

徳島市内まで、もうちょっとってところで、まさかの迂回指示…!エネルギーがほんとうに切れかかってるので、これ以上迂回で坂を上るのはキツすぎる…!

ほんとに行けないの…?とトンネルを覗いてみる。あれ?工事してなくない?

普通に通れてしまった。

なんだったんだ一体…と思いつつも、無事に通れたのでよし…!トンネルを抜けたら、ずーっと坂でした。助かる。

十三番札所 大日寺

そんなこんなで、十三番に到着。山門の前が道路で、結構交通量が多かったです。

山門をくぐり、

お参り。

無事に御朱印もいただけました。

なんとかエネルギーを補給しなきゃと思うのですが、食べるところがない…!コンビニもない!

次へのお寺は近いんですが、その通りに食べ物屋さんがあったら、すぐに飛び込もうと心に誓う。

この三択は、看板がないと分かんないな…

十四番直前の坂がすごいキツかった。荷物満載の自転車じゃこけそうだったので、降りて自転車を押しました。

十四番札所 常楽寺

そして、十四番に到着。

境内が、こんな感じの岩でごつごつしていて、なんだか凄かった。

御朱印をいただく。

人懐こそうな猫が居て、呼びかけると「ニャー」と鳴きながら撫でさせてくれた。いい子だ。

十五番札所 国分寺

そして、道中の写真を撮る必要もないくらい、すぐに十五番に到着。

十五番の本堂は工事中みたいで、仮の本堂がありました。

納経所に、たぶんご住職さん?っぽい方がいて、「自転車で周られているんですか?」「連休中は自転車で周られている方も結構来られてました」などなど話しかけていただける。気さくで、お人のよさそうなご住職さんだった。

それにしても、食べるところが何もない…!

田んぼのど真ん中に、吉野家の牛丼が建ってたりしないものか…もうお腹のすき具合が限界すぎる。

十六番札所 観音寺

食べるところが、ぜんぜん見つからないまま十六番に到着。時刻は14時ぐらい。正直お腹が減りすぎてヘロヘロだった。

お腹が空きすぎて、あまり記憶のないまま御朱印帳の写真を撮っていると、「お経お上手ですねー」「若い方はお経を唱える人も少ないのにご立派ですね」とお遍路さんに声をかけていただける。

たぶん40代っぽい歩きお遍路さんだった。僕と同じように初めてのお遍路みたいで、11番から12番の徒歩お遍路がやっぱり大変だったとか、歩きお遍路の道が表示されないからGoogleマップは役に立たない、やっぱりお遍路専用の紙の地図が役に立つとか、ここまでコンビニも食べるところもないから、ほんとうに辛かった、などなど同じお遍路さん同士いろいろ盛り上がる。

キリのいいところで、お別れ。

次の十七番が、今日予定している最後のお寺になるんだけど、頼むからその前にお昼ご飯を…!と願いながら走っていると、

救世主が現れる。チキンカツカレーとツナサラダを頼んだんですけど、ツナサラダをひとくち口に含んだ瞬間、めちゃくちゃお腹が減っていたことに気が付く。

当たり前なんだけども…!お腹が減りすぎて頭がおかしくなっていたのかもしれない。カレーを食べて、やっと落ち着きました。

ただ、お腹が満たされても、やっぱりなんだか体がだるい。これは旅の疲れが溜まってきているのかなーと気づく。

十七番札所 井戸寺

そんなこんなで、今日最後のお寺に到着!

こじんまりとしているけど、綺麗なお寺だった。本堂でお参りをしようとしていると、「お兄ちゃん!暑かったやろ、どっち飲む?」と本堂の売店?の係をしているぽいおばさまに声をかけていただける。

なんとお接待で缶コーヒーをいただいてしまった…!ありがてえ…感謝を述べつつ、お経を唱えていると、「兄ちゃん、兄ちゃん」と、またさっきのおばさまに声をかけていただける。

「これツマミにしーな」と、あられまで頂いてしまう…!神様かな…?

ありがたすぎるなー…と思いながら太子堂でもお参り。太子堂のお賽銭箱にドナルドがいたけど、大丈夫なのかなこれは…

そして、今日最後の御朱印をいただく。時刻は15時半。今日は早くに終わった!

予定している宿へと向かう。もうね。体に疲労が溜まっているのがわかる…!

慣れない旅に最初は身体がついていかないだろうなーと、こうなることも予想していたので、

明日は、走行距離をめちゃくちゃ短い調整日&休息日に設定していたのは、ほんとに正解でした。

ゲオがあるのは都会。田舎の町にはゲオのニセモノしかない。

宿に到着

今日のお宿は、マイスイートホーム「快活CLUB」です。

なんとか荷物もぜんぶ持ち込めた。

ドリンクとソフトクリーム祭りの始まり。

おしまい

そんなこんなで3日目が終わりました。

今日の山場は、間違いなく焼山寺だったんですが、そのあとのことを予定では、あまり考えていませんでした。焼山寺で燃え尽きすぎてからの峠越えがほんとうに力が出なくてビックリしました。やっぱり坂はカロリーを相当消費しちゃいますね…

坂がキツいところを走る予定の日には、ちゃんとした補給食も用意しとかなきゃいけないなーと思いました。飴だけは、めちゃくちゃいっぱい持ってきてるんだけどなー…

明日は走る距離も短いし、今日は大好きな快活CLUBで過ごすことができるので、ゆっくり疲れを抜きたいなーと思います。

使ったお金

  • 納経料:1,800円
  • 食費:1,968円
  • 宿泊費:2,700円
  • 【合計】6,468円

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